野菜への残留農薬だけでなく、肉類の汚染も取って食べたい場合、どうする?
● 野菜への残留農薬だけでなく、肉類の汚染も取って食べたい場合、どうする?
こんにちは。一美キンロスです。
野菜への残留農薬は、意識している人が多いと感じています。でも、動物性食品も、汚染の可能性は、あります。
例えば、日本では、食肉全般が出荷前に塩素消毒されているのですね。
つい先日、それを知り、塩素が残留している場合のことが、気になりました。
私が、神経質過ぎるのでしょうか?
でも、やっぱり、気になるので、調べてみました。
結果は、こちらのメルマガから発信しましたが、念の為、ホームページにも書いておきます。
まず、食肉類の出荷前の塩素消毒が、日本での「慣行」のようです。
法律で決められているとも聞きましたが、確実な法律は、検索しかねました。
ただ、鶏肉・鶏卵の安全性に関する食品安全委員会の考え方は、発見できました。
この2ページ目に、以下のように書かれています。
塩素系消毒剤の使用で、カンピロバクターやサルモネラ菌を出荷前に取り除くのは、食中毒防止に役立つのかもしれません。
でも一方で、もし残留した場合の、体への影響が、私には、心配です。
日本は、防腐剤など、人工添加物の種類も量も、世界一と言われます。中には、日本以外では使われない、メリットよりデメリットの方が大きい物も、多いです。
それらが日本人の健康を蝕んでいるのは、紛れのない事実でしょう。
もし私が日本に住んでいるなら、塩素の効用とデメリットを天秤にかけ、事によると、その法律を廃止できる方法を考えたい、と思いました。
というのは、日本とイギリスで、状況が正反対だからです。
イギリスでは、食肉出荷時の殺菌は、逆に、禁止されているのです。
また、一昨年から去年にかけて、イギリスでは、アメリカから、塩素消毒した鶏肉を輸入するかどうか、大問題になっていました。そして、大反対の結果、輸入しない、という決定になったという経緯も、記憶に新しいです。
更に、イギリスの状況を、この際、再確認しておこうと思いました。
私が食肉を買っているのは、主には、リヴァーフォードという、オーガニックデリバリーの会社です。鶏肉、豚肉、ラム、鹿肉、鴨肉などを買っています。
答えは、次の通りでした。
従って、塩素消毒だけでなく、他のいかなる物質による保存も、していないことを、確認できます。
All of our meat is certified organic, so I can confirm the meat is not chlorinated or preserved with any other substances.
(スーパー等で売られている食肉が、どうなのかは、未確認です。)
なお、オーガニック認証肉の詳細は、こちらにあります。(英語)
イギリスの場合、食中毒を防ぐ基本は、以下の3つの組み合わせで、という考えのようです。
・飼育、加工場所を清潔に保つ。
・ファームから食卓までの流通期間を短縮する。
・その上で、各家庭での調理時に、加熱殺菌することで、確実に防ぐようにする。
そう言えば、料理をしない夫にまで、鶏やミンチ肉は、中まで、よく火を通すように、と、言われます。また、卵は生では食べません。
日本とイギリスで、こんなにも違うのは、どうしてなのでしょうか?
いずれにしても、
でも、じゃあ、一体、どうすれば良いの?と、気になりますよね。
私が考えてみた対策案を書いてみます。
あくまでも、「私の」考え方です。
だから、押し付けるつもりは、毛頭、ありません。あなた自身の健康を守るためのヒントになれば、嬉しいです。
まず、対策案を考えるに当たり、2つの方向性が、あります。
・1つ目は、塩素消毒は、実は、恐れるようなものでは無い。
残留したりしないから気にする必要なんてない。という考え方です。
つまり、塩素消毒で食中毒を防止できる可能性がある、と言うメリットだけなので、むし有難いことです。
この場合、当然ながら、対策は、必要ありません。
・2つ目は、残留を想定せざるを得ないのでは無いか。
そして、残留分が体に吸収されたり、蓄積しないようにしたい。
という考え方です。
これらの、どちらの考え方が妥当でしょう?
そこで、食品の塩素消毒は、残留するのか、しないのか?を検索してみると、厚生労働省の、このような書類が見つかりました。
この中で、まず、塩素の残留に先立ち、発がん物質と疑われている臭素酸の混入という問題があることが、書かれていて、ちょっとビックリします。
でも、その混入の可能性は、気にせずとも良い。との見解が示されています。
次に、亜塩素酸の残留については、野菜3種で実験した結果、問題なし、とされています。
この書類の中に、食肉についての検査結果は無く、他を探そうとしましたが、私は発見できませんでした。
ご存知の場合は、最後に付けたメールアドレス宛に、教えて頂けると有難いです。
上述の検査結果を信じて問題ないのか?という点なのですが、検査結果だけでなく、事例証拠でも確認してみたい、と考えました。
卑近な例として、私自身の体験ですが、去年の6月に日本に行った時、ホテルでの強制隔離で出して頂いたお弁当に、野菜サラダが出て来ました。それを食べると、塩素の匂いと味がしたのです。
コンビニで売られているカット野菜も、塩素の味がする。と言う人がいます。
厚生労働省の見解を、そのまま信じられるのかどうか?
申し訳ないのですが、私は、信じ切るのはどうかな、と考えています。例えば、新型コロナのワクチンへの態度でも、誠実とは言いかねる印象が拭えません。
だから、鵜呑みにせず、用心に越したことはない。残留塩素を除去や中和して食べたい。と、結論しました。
残留塩素を除去、中和する効果と、安全性が両立する方法は無いか?
そう思っていた時、あるFBフレンドの方が、ホッキ貝パウダーを使った、食品への残留農薬の除去を勧めておられる、とものあきらさんという方の記事をシェアしておられるのに、気づいたのです。
とものさんは、役立つ健康情報も投稿しておられるので、興味がある場合はぜひ、FBの中で検索してみて下さい。
さて、その記事では、ホタテ貝より信頼性が高い、とも、書かれていました。
残留農薬の除去効果についての情報でしたが、塩素除去にも効果あるのでは無いのだろうか?!
との期待を抱き、早速、その製品を検索してみると、農薬類を除去する作用の検査結果は有っても、塩素除去作用については、記載されていませんでした。
もし、農薬も、塩素も除去できるなら、ぜひ、このメルマガで、日本在住の方々にお知らせしたい、と思い、この会社に問い合わせました。
・製品は、カルセラミクスという名前で、詳しくは、こちらでわかります。
すると、社長さんから、誠実かつ、詳しいお返事を頂け、数回、(しつこく)やり取りさせて頂けたのです。鬱陶しがったりせず、それは誠実に対応頂けました!
以下に、社長さんのお返事を整理し、引用してみます。
長くて、化学用語も出て来ますが、貴重な内容なので、ぜひ、読んでみて下さい。
その内に、お寿司屋さんや焼鳥屋さんによって、肉や魚を洗うことにも用途が拡大していきました。そして、カルセラミクス溶液で洗浄することに適さない食材(ステーキ肉、キノコ類)が徐々にわかってきました。
従って、得意分野である野菜や果物に関しては、多くのデータを持っていますが、「食肉の残留塩素」に関しては、残念ながら調査・分析した経験は、まだありません。
カルセラミクスの水溶液に食材(主に野菜。果物)を浸け置きするだけで、農薬を剥離したり、食中毒の原因菌を除菌したりする機能・効果を生み出している理由は、PH12~13という強アルカリ性を天然素材で安全に作り出しているからです。
浸け置きした食材は、水道水ですすぐことにより(流水でも貯水でもOK)、簡単に落とすことができます。
もし、すすぎが不十分だと、食べたときに苦味を感じます。それは、カルシウムが苦いからです。但し、健康上の問題はありません。胃の中にはPH2~3という強酸性の胃液があって中和してくれるからです。
有用な腸内細菌に悪影響はありません。
残留塩素の除去に関しては、農薬の除去試験の結果が参考になるかもしれません。
多種多様な農薬を3つのグループに分けて剥離試験をしました。有機塩素系、有機リン系、カーバメイト系です。
塩素系の農薬は約70%の除去率でした。
リン系の43%除去に比べると上回っていますが、カーバメイト系の90%除去には及びませんでした。
専門家の考察によると、塩素系やリン系は、浸透性のある物質なので、カルセラミクスが汚染物質の表面除去に優れている一方で、浸透性のある物質は、除去率が下がるとのことでした。
浸透性は付着対象物質(野菜、果物、肉)によって変わりますが、目安にはなると思います。
お客様には「100%除去できるわけじゃないんだ~」と仰る方もいらっしゃいますが、こうした有害物質が体内に蓄積することを考えると、口に入れる前に少しでも除去することは、意味のあることだと信じています。
カルセラミクスを水に溶かして、肉を浸け置き洗浄するとどうなるでしょう。また、どんな目的でカルセラ洗浄をするのでしょうか。
幾つかの利用者のコメントを紹介します。
「ブロイラーは、狭い篭の中で、抗生物質入りの餌で育てられます。カルセラ洗浄すると、脂肪分が剥離されて、イヤな匂いがなくなります。」
「自社で平飼いしている地鶏を使用しているので、わざわざ塩素消毒して嫌な匂いを着けたくないが、刺身風(半生)で提供するには、カンピロバクターが心配で、カルセラ洗浄しています。人気メニューです。」
「トンカツを揚げる前に、豚肉をカルセラ洗浄すると、雑味がなく美味しくなる。更に冷めても柔らかい。」
「ステーキ肉をカルセラ洗浄したら、旨味が低下した気がする。焼き方はレア好きですが、生肉(ピンク)の生々しさ(血)が消えた。」
キノコは(調理方法にもよりますが)、洗わない方が良いと思います。水洗いによってビタミンB群やカリウムなどの栄養素が(水溶性だから)溶出するからです。
これは、カルセラ洗浄でも同様です。それに、キノコはカルセラ洗浄しても「日持ち向上」が期待できない上に、食感がダウンします。
嘘偽りや、売らんかな、は皆無の、誠実な対応に、感動しました。
私はこれを読んで、もし日本に住んでいる場合は、食品全般を、カルセラミクスで洗いたい、と思いました。
この社長さんが言われるように、100%除去できないとしても、そのままより随分きれいになる。と考えるからです。
その後のやりとりで、
「すすぎ残しがあって、食材と一緒に口に入ったとしても安全であることを目指しました。」
とも、教えて頂けました。
このように、安全性に問題無さそうなのも、安心できると考えます。
ここまでが、残留塩素や他の有害物質の「除去」への対策案です。
完全には除去できかねるとのことなので、体内に入ったものが蓄積しないようにできれば、もっと良いですね。
その可能性は、ありますよ。
ビタミンCの塩素除去作用を活用するのが、一番手軽ではないかと考えます。
例えば、次の文献は、飲料水の残留塩素を減らす効果を示しています。
Urbansky ET, Freeman DM and Rubio FJ (2000) .Ascorbic acid reduction of residual active chlorine in potable water prior to halocarboxylate determination. J Environ Monit. Jun;2(3):253-6.
なお、サプリメントのビタミンCに手を出すまでもなく、肉類を食べる時は、一緒に野菜類をタップリ食べる、等、食べ物で対処するのを、私は選びます。
どんな野菜や果物類が、特にビタミンC豊富かを知らない場合は、ググってみれば、すぐわかりますよ。
以上、ご参考になれば、嬉しいです。
もちろん、異論がある場合は、遠慮なく、このメールへの返信で、お申し越し下さい。もっと良い対策案がある場合も、教えて頂けると有難いです。
以下が、メールアドレスです。
info@shokujihou.jp